「世界が恋した日本のデザイン」
2012 年 7 月 31 日
暑い京都でアツイ展覧会が催されております。
「KATAGAMI」・型紙とはいわゆる洋服を作る為のパターンではなく
かつて着物生地に柄や文様を染める工程で用いられる道具のことです。
約1000年ほどの歴史があるこの型紙ですが
19世紀末の万国博覧会などをきっかけに欧米に持ち込まれ
浮世絵と並び、『ジャポニズム』として
美術、工芸に大きな影響を与えたそうです。
昨今私たち世代にもとても人気の
「リバティ」「ウィリアムモリス」なども
これらの影響を受けた代表的なメーカー。
そのほかにも、ガレ、ラリック、ティファニーなど
どこか懐かしい感じがするデザインなどは
実はかつて日本から海を渡った
誇るべき文化なのです。
夏は特に厳しい暑さの京都ですが
国内外70ヶ所から集められた作品と
実際に「型紙」を作られる様子が見られるビデオも公開されています。
是非この機会に、貴重な作品をご覧いただき
想いを馳せてみてはいかがでしょうか。。
京都国立近代美術館 ~8/19(日)
午前9:30~午後5時 (毎週金曜、8/16は午後8時まで)
月曜休館(8/13は開館)